安定感と圧倒的なのに繊細な演技力で今なお映画業界を支え続ける、アンソニー・ホプキンスが出演するオススメの作品を紹介します。

〇アンソニー・ホプキンス

  • 本名 フィリップ・アンソニー・ホプキンス
  • 出身 ウェールズ ポート・タルボット(イギリス)
  • 誕生日 1937年12月31日
  • デビュー作品 冬のライオン(1968年)

ウェールズ地方ウェスト・グラモーガン州の港町ポート・タルボットで生まれる。パン屋の一人息子だったが、十代の頃から演じることに興味があった。ウェールズの演劇学校で学んだあと、陸軍に入隊。除隊後に再びロンドンのロイヤル・アカデミー・オブ・ドラマティック・アートで演技を学び、舞台俳優としてキャリアをスタートさせた。舞台で培われた卓越した重厚感、気品と知性溢れる存在感は映画においても遺憾なく発揮され、1968年に映画初出演となった『冬のライオン』では、ピーター・オトゥールやキャサリン・ヘプバーンと共に堂々たる演技を見せ、鮮烈なデビューを果たした。

Wikipediaより

羊たちの沈黙

  • 公開時期 1991年2月(日本公開1991年6月)
  • Wikipedia

〇キャスト
クラリス・スターリング(ジョディ・フォスター)
ハンニバル・レクター(アンソニー・ホプキンス)
ジャック・クロフォード主任捜査官(スコット・グレン)
バッファロー・ビル(テッド・レヴィン)
フレデリック・チルトン医師(アンソニー・ヒールド)他

〇あらすじ


カンザスシティをはじめとしたアメリカ各地で、若い女性が殺害され、皮膚を剥がれるという連続猟奇殺人事件が発生。逃走中の犯人は、「バッファロー・ビル」と呼ばれていた。FBIアカデミーの実習生クラリス・スターリングは、ある任務を課される。FBIは監禁中の凶悪殺人犯の心理分析を行っていたが、元精神科医の囚人ハンニバル・レクターは、FBIへの協力を拒絶していた。クラリスは、事件に関する助言を求めるため、レクターの収監されているボルティモアの州立精神病院に向かう。

Wikipediaより

〇感想・レビュー
1991年公開の作品でありながら、今でも多くのファンがいる超大ヒット作。一般的な認知度も非常に高いこの作品は不気味で狡猾なレクター博士をアンソニー・ホプキンスは見事に演じており、その完成度の高さから代名詞とも言える作品になりました。若い女性が次々と狙われる連続猟奇殺人事件が発生。FBI女性訓練生であるクラリスは、獄中の元精神科医レクターの元を訪れ、事件の考察を頼もうとします。ですが、やがてレクターの巧みな話術に飲み込まれていき…といった内容。作品内容もレクター博士が出てくるシーンではとびぬけて緊張感があり、見ているだけでもドキドキしてしまうことは間違いありません。素晴らしい作品です。

世界最速のインディアン

  • 公開時期 2005年10月(日本公開2007年2月)
  • Wikipedia

〇キャスト
バート・マンロー(アンソニー・ホプキンス)
ジム・モファット(クリス・ローフォード)
ティナ・ワシントン(クリス・ウィリアムズ)
エイダ(ダイアン・ラッド)

〇あらすじ


1960年代、ニュージーランドの南端に位置する田舎町インバーカーギル。独り小屋に住む67歳の男バート・マンローは、オートバイ1920年型インディアン・スカウトの改造に日々勤しんでいた。彼の夢は、ユタ州ボンネビル・ソルトフラッツへ渡米し、その愛車で世界最速記録に挑むことだった。近所の子どもに「忘れるな。夢を追わない人間は野菜と同じだ」と諭す。子どもは「どんな野菜?」「さあな キャベツだ そう キャベツだ」という。苦労しながら、アメリカに渡るが、コックニーに似たニュージーランドの発音で苦労する。それでもめげず…。

Wikipediaより

〇感想・レビュー
「羊たちの沈黙」のレクター博士と対照的に夢を語り、挑戦することの大切さや周囲のサポートを受けてバイクによるボンヌヴィル塩平原で世界最高速記録に挑戦する「世界最速のインディアン」。主人公のバートを演じるアンソニー・ホプキンスはとても生き生きとしていて見ているこちらもハッピーな気分になれます。アンソニー・ホプキンス自身も本来の性格はこのバートのような人間と語っており、「世界最速のインディアン」はアンソニー・ホプキンス自身に近い演技を見ることができる作品です。

マスク・オブ・ゾロ

  • 公開時期 1998年7月(日本公開1998年10月)
  • Wikipedia

〇キャスト
ドン・ディエゴ・デ・ラ・ベガ / 初代ゾロ(アンソニー・ホプキンス)
エスペランザ・デ・ラ・ベガ(フリエタ・ローゼン)
エレナ・モンテロ(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)
アレハンドロ・ムリエッタ / 二代目ゾロ(アントニオ・バンデラス)
ホアキン・ムリエッタ(ヴィクター・リヴァース)

〇あらすじ


時は1821年。ラス・カリフォルニアスの最後のアルタ・カリフォルニア総督であったラファエル・モンテロは、民衆の不満が高まりサンタ・アナ率いる革命軍の侵攻が迫る中、農民の処刑を餌に宿敵の覆面剣士「怪傑ゾロ」を捕らえようとする。しかし、その策謀はゾロを英雄視する農民たちによって妨げられる。その中には、ホアキンとアレハンドロの幼い兄弟の姿があった。ゾロは戦いの最中にその兄弟に助けられ、彼らの勇気を称えて自身が首から下げていた銀のメダルを贈る。その後、ゾロはラファエルと対峙し、「二度とこの地に帰ってくるな」と警告して、剣で彼の首筋に「Z」の字を刻みこむ。そして、愛馬トルネードに跨って朝日に剣を閃かせ、歓声を上げる観衆の前を走り去った。

Wikipediaより

〇感想・レビュー
アクション映画でもある「マスク・オブ・ゾロ」においてアンソニー・ホプキンスは初代ゾロとして民衆を守り活躍していましたが正体を見破られてしまいます。その後は次世代のゾロとなるアレハンドロに剣術などを教えていく様子は素晴らしい師匠キャラクターとして作品内で活躍しており、頼もしいアンソニー・ホプキンスの演技を見ることができるのでアンソニー・ホプキンス好きな方は是非ともオススメしたい作品です。

ブレイン・ゲーム

〇キャスト
ジョン・クランシー博士(アンソニー・ホプキンス)
チャールズ・アンブローズ(コリン・ファレル)
ジョー・メリウェザー(ジェフリー・ディーン・モーガン)
キャサリン・コウルズ(アビー・コーニッシュ)

〇あらすじ


FBI特別捜査官のジョー・メリウェザー(ジェフリー・ディーン・モーガン)と若き相棒捜査官(アビー・コーニッシュ)は、連続殺人事件の捜査に行き詰まり、元同僚のアナリスト兼医師ジョン・クランシー博士(アンソニー・ホプキンス)に助けを求める。博士は隠遁生活を送っていたが事件に特別の感情を抱き、容疑者のチャールズ・アンブローズ(コリン・ファレル)を追跡していく。だが並外れた予知能力の持ち主である博士は、この殺人犯が自身以上の能力をもっていることに気付く…。

公式サイトより

〇感想・レビュー
2015年公開のスリラー映画。原題はSolaceです。ジェフリー・ディーン・モーガンとの息の合った演技は見所です。FBI捜査官に頼まれ一緒に捜査をする、アンソニー・ホプキンス演じる医学博士には特殊な能力があります。FBIと一緒に事件を解決したい気持ちと、特殊な能力のせいで苦しむ博士の苦悩が繊細に描かれています。監督はアフォンソ・ポイアルチ 音楽をブライアン・トランソーです。実力派揃いの作品で引き込まれながら、最後まで飽きることなく観れる作品です。

ザ・ライト-エクソシストの真実-

  • 公開時期 2011年1月(日本公開2011年4月)
  • Wikipedia

〇キャスト
ルーカス・トレヴァント神父(アンソニー・ホプキンス)
マイケル・コヴァック(コリン・オドナヒュー)
アンジェリーナ(アリシー・ブラガ)
ザビエル神父(キアラン・ハインズ)

〇あらすじ


葬儀社の息子で神学生マイケル・コヴァック(コリン・オドナヒュー)は、悪魔祓いという儀式だけでなく、神の存在さえ疑っていた。成績優秀なマイケルはやがて恩師の推薦で、悪魔祓いの講習を受けるためにバチカンへ派遣される。深い猜疑心を硬い殻のようにまとうマイケルは、悪魔にとり憑かれた者への対応において、必要なのは司祭より精神科医だと指導者たちに言い放つ。だが、何千回も悪魔祓いをおこなってきた伝説的なエクソシスト、ルーカス神父(アンソニー・ホプキンス)の助手を務めることになり、邪悪で凶暴な悪魔がルーカス神父によって追い出されるのを目の当たりにする。しかし、そのルーカス神父もやがて悪魔に取り憑かれ…。自ら十字架を手に取り、悪魔との対決に挑む。

Wikipediaより

〇感想・レビュー
2011年公開作品で、原題はTHE RITEです。アンソニー・ホプキンスは少し風変りな神父を演じています。原作はマット・バグリオのドキュメンタリー小説です。なので、この作品は実話を基に制作されています。ホラー映画とされていますが、怖さよりも面白い展開で話が進むのでホラーが苦手な方でも観ることが出来る作品です。老いた神父と悪魔を信じていない若い神学生マイケル、この二人がどんなラストを迎えるのか最後まで目が離せません。

ファーザー

〇キャスト
アンソニー(アンソニー・ホプキンス)
アン(オリヴィア・コールマン)
男(マーク・ゲイティス)
ローラ(イモージェン・プーツ)

〇あらすじ


ロンドンで独り暮らしを送る81歳のアンソニーは記憶が薄れ始めていたが、娘のアンが手配する介護人を拒否していた。そんな中、アンから新しい恋人とパリで暮らすと告げられショックを受ける。だが、それが事実なら、アンソニーの自宅に突然現れ、アンと結婚して10年以上になると語る、この見知らぬ男は誰だ? なぜ彼はここが自分とアンの家だと主張するのか? ひょっとして財産を奪う気か? そして、アンソニーのもう一人の娘、最愛のルーシーはどこに消えたのか? 現実と幻想の境界が崩れていく中、最後にアンソニーがたどり着いた〈真実〉とは――?

公式サイトより

〇感想・レビュー
ロンドンで一人暮らしをしている81歳のアンソニーの元へと向かった娘のアン。彼女は父親の認知症を発症しているアンソニーに困っていました。新しい介護人を見つけても、なかなかうまくいかず、そうしている間にもアンソニーの症状はひどくなっていく一方です。そして、アンソニー自身も、やがて不可思議な感覚に陥っていくのでした。認知症の映画というと、大抵は介護する側の大変さをクローズアップしています。ですが、この映画は認知症の人がどんな世界を生きているのかを、とてもリアルに描いていて、その辛さに胸が痛みます。アンソニー・ホプキンスの演技がとてもナチュラルで、まるでドキュメンタリーを見ているようでした。

エレファント・マン

〇キャスト
トリーヴズ(アンソニー・ホプキンス)
ジョン・メリック(ジョン・ハート)
ケンドール夫人(アン・バンクロフト)
カーゴム院長(ジョン・ギールグッド)

〇あらすじ


19世紀のロンドン。優秀な外科医トリーヴズ(アンソニー・ホプキンス)は、見世物小屋でエレファント・マンと呼ばれる青年メリック(ジョン・ハート)と出会う。極端に身体が変形したメリックの姿を目にしたトリーヴズは、大きな衝撃を受け、彼を研究対象として病院で預かることに。当初は物も言えず怯え続けるメリックを誰もが知能も低いと思っていたが、ある日、知性溢れる穏やかな性格であることが発覚。その後、新聞で取り上げられたメリックの元を舞台女優のケンドール夫人(アン・バンクロフト)を始め、上層階級者が訪れるようになる。トリーヴズは自分が形を変えた見世物小屋の興行師と同じなのではないかと悩むが……。

公式サイトより

〇感想・レビュー
19世紀のロンドン。ジョンは、その異様な姿からエレファント・マンと名付けられ、見世物小屋で人々の晒し者になっていました。外科医であるトリーヴズがジョンを引き取ります。怖かったジョンは、まるで知的障害者のように振る舞うのでした。なぜ、皆と同じでなくては生きづらいのか。なぜ、他者を理解しようとしないのか。ジョンは、確かに見た目は人とは違いますが、とても純粋で優しさに溢れています。ですが、見た目が華やかな人達は、その心がとても醜いと感じました。人間の心の光と闇を見事に描いた作品だと思います。

日の名残り

  • 公開時期 1993年11月(日本公開1994年3月)
  • Wikipedia

〇キャスト
ジェームズ・スティーヴンス(アンソニー・ホプキンス)
ミス・ケントン(エマ・トンプソン)
ダーリントン卿(ジェームズ・フォックス)
ルイス(クリストファー・リーヴ)

〇あらすじ


第二次世界大戦が終わって数年が経った「現在」のことである。執事であるスティーブンスは、新しい主人ファラディ氏の勧めで、イギリス西岸のクリーヴトンへと小旅行に出かける。前の主人ダーリントン卿の死後、親族の誰も彼の屋敷ダーリントンホールを受け継ごうとしなかったが、それをアメリカ人の富豪ファラディ氏が買い取った。ダーリントンホールでは、深刻なスタッフ不足を抱えていた。なぜなら、ダーリントン卿亡き後、屋敷がファラディ氏に売り渡される際に熟練のスタッフたちが辞めていったためだった。

Wikipedia(小説説明ページ)より

〇感想・レビュー
メイドと執事の静かな静かなラブストーリー。『日の名残り』はカズオ・イシグロの小説が原作で1993年に映画化されました。1950年代のイギリス。執事のスティーブンスの元に、かつての女中頭ケントンから手紙が届きます。スティーブンスは、ケントンに職場復帰を促すために彼女の元へ向かいます。その脳裏には若い頃の自分達の姿が浮かびます。ぶつかり合いながらも惹かれていったスティーブンスとケントン。淡く美しい大人の恋愛映画です。過ぎ去った日は決して戻ってこない。ラストシーンの切なさが胸に詰まります。

アトランティスのこころ

  • 公開時期 2001年9月(日本公開2002年5月)
  • Wikipedia

〇キャスト
テッド・プローディガン(アンソニー・ホプキンス)
少年時代のボビー・ガーフィールド(アントン・イェルチン)
大人時代のボビー・ガーフィールド(デヴィッド・モース)
キャロル・ガーバー/モリー(ミカ・ブーレム)

〇あらすじ


初老の紳士テッド・ブローティガンが、ボビーと母親の住むアパートの2階上に引っ越してくる。母親リズはテッドをあからさまに嫌うが、ボビーは違った。テッドはボビーと本の話をして過ごし、彼に「蠅の王」を渡す。この本はボビーに大きな影響を与える。母親リズは、テッドがボビーに性的虐待をするのではないかと言って不安がるのだが、その不安は自分が息子をおざなりに扱っていることへの自責やらとないまぜになっている。ボビーはそういう複雑な状況を理解してはいるものの、うまく言葉では表現することができず、母親とテッドを引き合わせないことで事なきをえる。

Wikipediaより

〇感想・レビュー
父親を亡くし、母子家庭で育ったボビーは、不思議な隣人ブローディガンにアルバイトを提案されます。自転車が欲しかったボビーは引き受けることにしました。次第に交流を深めていくボビーとブローディガン。ですが、ブローディガンの様子には不審なものがありました。子供の無邪気さと大人の残酷さが交錯するような作品です。

ヒッチコック

  • 公開時期 2012年11月(日本公開2013年4月)
  • Wikipedia

〇キャスト
アルフレッド・ヒッチコック(アンソニー・ホプキンス)
アルマ・レヴィル(ヘレン・ミレン)
ジャネット・リー(スカーレット・ヨハンソン)
ヴェラ・マイルズ(ジェシカ・ビール)

〇あらすじ


エド・ゲインの農場。いきなり弟が兄を撲殺する。予告編のように紅茶を飲むヒッチコックが出てきて、この事件がなかったら映画も作らなかっただろうと言う。『北北西に進路を取れ』が公開されてヒットしているが、批評家の評価は高くない。次回作の原作を探し始めたヒッチコックの目に留まったのは、エド・ゲイン事件にヒントを得たロバート・ブロックのスリラー小説『サイコ』で、ラストを知られないように本を買い占める。しかし、パラマウント映画社もエージェントも出資に難色を示したことから、屋敷を担保に入れて自費で製作するハメになる。

Wikipediaより一部抜粋

〇感想・レビュー
世界的な映画監督として知られるアルフレッド・ヒッチコック。彼は、これまでにない斬新な作品を求めていました。そんな時、ある猟奇的な犯罪者を元に書かれた小説「サイコ」と出会い映画化を決めます。しかし、周囲は大反対。ヒッチコックは窮地に追い込まれるのです。この作品で、アンソニー・ホプキンスはまさにヒッチコックそのもの。もちろん、それは高い技術力の特殊メイクをしているからかもしれませんが、まるでヒッチコック監督が乗り移ったかと思えるくらいです。自身の映画にカメオ出演するのが好きだった、どこかチャーミングなヒッチコック監督。まさにその姿が蘇ったかのようでした。

ジョーブラックをよろしく

  • 公開時期 1998年11月(日本公開1998年12月)
  • Wikipedia

〇キャスト
ジョー・ブラック/コーヒーショップの青年(ブラッド・ピット)
ウィリアム“ビル”・パリッシュ(アンソニー・ホプキンス)
スーザン・パリッシュ(クレア・フォーラニ)
ドリュー(ジェイク・ウェバー)

〇あらすじ


ニューヨークのメディア会社「パリッシュ・コミュニケーション」の社長・ビルことウィリアム・パリッシュは、ある夜どこからともなく響いてくる声を聞いた。次の日、ビルは愛娘のスーザンとその恋人ドリューと共にヘリで仕事に向かっていた。ビルの「恋人を愛しているか?」との問いに、素っ気無い反応をする娘にビルは話す。「愛は情熱だ。その経験のない人生は意味のないものだ」と。そして、その日スーザンは仕事場近くのコーヒーショップで一人の青年と出会う。

Wikipediaより

〇感想・レビュー
純粋で真っ直ぐな死神と医者の女性のラブストーリー。簡単に書くとこうなるけれど、これは見てもらわないとこの気持ちは伝わらないと思います。ブラッドピットとクレアフォラーニの完璧な出会いに、こちらまで胸が高鳴るところから一気にストーリーは展開。父親役のアンソニホプキンスと娘の親子愛に涙が止まらなくなります。彼の演技力は別格ですね。どの役をやっても全てに命が吹きこまれ、のめり込んで行く感じに驚きます。ブラピも本当なら恐ろしい死神なのに、あまりに切なく真っ直ぐな想いに、胸がギュッとなり最後にはなんとも言えない気持ちになり、やはり泣けてきてしまいますね。何度見ても、全てのシーンが頭に残り、素敵な余韻でいっぱいになる大好きな作品です。

ハンニバル

  • 公開時期 2001年2月(日本公開2001年4月)
  • Wikipedia

〇キャスト
ハンニバル・レクター(アンソニー・ホプキンス)
クラリス・スターリング(ジュリアン・ムーア)
メイスン・ヴァージャー(ゲイリー・オールドマン)

〇あらすじ


全米を恐怖に陥れた「バッファロー・ビル事件」から10年後。ボルティモアの大富豪メイスン・ヴァージャー(ゲイリー・オールドマン)は、精神病院から脱獄したハンニバル・レクター(アンソニー・ホプキンス)の行方を追っていた。小児愛者のメイスンはかつてレクターの治療を受けたが、昏睡させられた間に全身に深い傷を負わされていた。

Wikipediaより一部抜粋

〇感想・レビュー
羊たちの沈黙の続編にあたる映画です。アンソニー・ホプキンスといえば、この作品を真っ先に思い浮かびます。今は刑事ドラマでプロファイリングという言葉をよく耳にしますが、これを世に広めた作品の一つだと思います。この作品に登場する精神科医レクター博士をアンソニー・ホプキンスは演じているのですが、迫力や怖さがバツグンでした。恐るべき頭脳を持った天才猟奇連続殺人鬼が世に放たれてしまったいう恐怖は筆舌に尽くしがたいものがあります。結構エグイシーンもあり、見ごたえバツグンの作品でした。

マイティ・ソー バトルロイヤル

〇キャスト
ソー(クリス・ヘムズワース)
ハルク/ブルース・バナー(マーク・ラファロ)
ロキ(トム・ヒドルストン)
ヘラ(ケイト・ブランシェット)
ヴァルキリー(テッサ・トンプソン)
オーディン(アンソニー・ホプキンス)

〇あらすじ


アベンジャーズの一員として地球を守るために戦ってきたソー。彼の前に突如現れたのは、“死の女神・ヘラ”。アベンジャーズのメンバーですら持ち上げることができない、ソーの究極の武器・ムジョルニアをいとも簡単に破壊すると、圧倒的なパワーでアスガルドへ攻撃をはじめる。ヘラの野望を知ったソーは、盟友ハルク、宿敵ロキらと破天荒なチーム“リベンジャーズ”を結成し、極限バトルに挑む!果たして、ソーたちは史上最強の敵からこの世界を守ることができるのか?ヘラの復讐の目的は!?そこには、ソーの運命を変える秘密が隠されていた…。

公式サイトより

〇感想・レビュー
マーベル・コミックのスーパーヒーローのソーを映画にした作品。アンソニー・ホプキンスは主人公ソーの父親であり、北欧神話最高神でもあるオーディン役を務めます。この作品の良い所は、北欧神話の世界観やその神等が登場する点ですね。これまでのマーベル・コミック系とは少し雰囲気が異なり、シリアスなストーリー展開も魅力的。他のマーベル・コミックのスーパーヒーローが現れたりとバトルシーンも迫力があって面白いです。

ニクソン

  • 公開時期 1995年12月(日本公開1996年2月)
  • Wikipedia

〇キャスト
リチャード・ニクソン(アンソニー・ホプキンス)
パット・ニクソン(ジョアン・アレン)
エヴェレット・ハワード・ハント(エド・ハリス)
ジョン・エドガー・フーヴァー(ボブ・ホスキンス)

〇あらすじ


カリフォルニア州に生まれ、フットボールに打ち込んだ青年時代、政界入りを経て1968年に第37代アメリカ大統領に就任したリチャード・ニクソンの半生を描いている。特に辞任のきっかけとなったウォーターゲート事件、そして精神的に追い込まれていくニクソンの姿に焦点が当てられている。

Wikipediaより

〇感想・レビュー
この作品は、ケネディ大統領暗殺やロバート・ケネディ射殺事件にもスポットを当てながら物語が進んでいくストーリーになっています。アンソニー・ホプキンスが、第37代アメリカ大統領のリチャード・ニクソン役を演じています。羊たちの沈黙のアンソニー・ホプキンスをイメージしてみると少し違和感があるかも。しかしやはりアンソニーホプキンス。どんな役柄でも存在感を出し、作品に深みを出してくれますね。