ここではマフィア・ギャングのオススメ映画を紹介します。
最近はこういう骨太な作品は減ってきました。出演者たちのハードボイルドな仕草、真似したくなるセリフ…あなたもハマること間違いなし!
昔ならではの映像の質感も雰囲気があっていいですね。

アンタッチャブル

  • 公開時期 1987年6月(日本公開1987年10月)
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〇キャスト
エリオット・ネス(ケビン・コスナー)
ジム・マローン(ショーン・コネリー)
ジョージ・ストーン(アンディ・ガルシア)
オスカー・ウォレス(チャールズ・マーティン・スミス)
アル・カポネ(ロバート・デ・ニーロ)

〇あらすじ


1920年代から30年代初期の禁酒法は闇酒場を横行させ、アル・カポネをボスとする犯罪組織は酒の密造とカナダからの密輸により莫大な利益をあげていた。地元の警察や裁判所を買収しているギャングたちが市民への殺人も厭わない状況に、政府はアメリカ第三の大都会であるシカゴへ財務省のエリオット・ネスを派遣する。大張りきりで自信満々のネスは、赴任早々、シカゴ市警の警官たちを引き連れて密造酒摘発で手柄を立てようとするが、ギャングに買収されていた警官が情報を漏らしていたため失敗。さらに新聞記者に失敗した場面の写真を撮られて世間の失笑を買い意気消沈するが、帰り道で会った初老の警官ジム・マローンに「警官の仕事は手柄を立てる事ではなく、無事に家に帰る事だ」と教えられる。

Wikipediaより

〇感想・レビュー
ケビン・コスナー主演の映画。 禁酒法というテーマも取り扱っていて当時の時代背景を反映しているところがリアルです。禁酒法、アル・カポネの時代のテーマにしている映画は数多くありましたが、この作品は今でも語り継がれる名作。

レザボア・ドッグス

  • 公開時期 1992年1月(日本公開1993年4月)
  • Wikipedia

〇キャスト
ミスター・ホワイト/ラリー・ディミック(ハーヴェイ・カイテル)
ミスター・オレンジ/フレディ・ニューエンダイク(ティム・ロス)
ミスター・ブロンド/ヴィック・ベガ(マイケル・マドセン)
ナイスガイ・エディ・キャボット(クリス・ペン)
ミスター・ピンク(スティーヴ・ブシェミ)

〇あらすじ


ロサンゼルスを拠点とする裏社会の大物ジョー・カボットは、大掛かりな宝石強盗を計画し、息子ナイスガイ・エディと共にプロの犯罪者6名を招集する。互いの素性を隠すためにコードネームで呼び合い、周到な強盗計画が実行される。オレンジとホワイトが集合場所に付き、途中離脱した他のメンバーの知らせを聞き、彼らは不信の念を抱く。警官を交え、強盗達は集合場所で拳銃を突き付け合う。

Wikipediaより

〇感想・レビュー
ギャング集団が宝石強盗を計画するもの大失敗。それどころか集合場所に警察が現れるという始末。ボスは裏切り者がいると確信。誰が裏切り者なのかを徹底的に洗い出そうとギャング組織の中で色々な画策が始まるという話です。ギャング同士の対立や警察が相手ではなく、組織の中での疑心暗鬼などがテーマとなっており他のギャング映画にはない見応えがあります。またほぼ同じ場所での会話と回想シーンのみで物語が進んでいくという手法が斬新でそれだけで楽しめます。クエンティン・タランティーノ監督の出世作になる本作ですが、映画の内容だけでなく俳優たちのブラックスーツにナロータイ(細いネクタイ)という服装がめちゃめちゃオシャレでカッコいいのです。

夜に生きる

  • 公開時期 2016年12月(日本公開2017年5月)
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〇キャスト
ジョー・コフリン(ベン・アフレック)
ロレッタ・フィギス(エル・ファニング)
トーマス・コフリン(ブレンダン・グリーソン)
ディオン・バルトロ(クリス・メッシーナ)
エマ・グールド(シエナ・ミラー)

〇あらすじ


禁酒法時代末期のボストン。ジョーは警視正の息子ながら仲間と強盗を繰り返していた。ある日、ジョーは強盗に入った賭博場でエマという美女と出会い恋に落ちるが、彼女はギャングのボス、ホワイトの情婦だったため、ジョーは罠に嵌められて刑務所へ収監されてしまう。エマが死んだと聞いたジョーは出所後、復讐のためホワイトと対立するペスカトーレに自らを売り込み、タンパでの酒の密造に携わる。地元で力を持つスアレスファミリーの協力を得てビジネスを進める中、ジョーはエステバンの姉グラシエラと惹かれ合っていく。

Wikipediaより

〇感想・レビュー
禁酒法時代のボストンが舞台で、警官幹部の父の下で厳格に育てられたジョーはいつしかその父と反発するようになり、反抗の為にギャング団に入ってしまいます。麻薬や強盗といった世界で好き放題に暴れるジョーは、強盗に入った先で知り合ったエマと恋に落ちます。ですが、そのエマは自分が所属している組織と敵対しているギャング団のボスの情婦だった為に許されない恋で、その葛藤を抱えながら苦悩するジョーの姿がとてもリアルに描かれています。

グッドフェローズ

  • 公開時期 1990年9月(日本公開1990年10月)
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〇キャスト
ヘンリー・ヒル(レイ・リオッタ)
ジェームズ・“ジミー”・コンウェイ(ロバート・デ・ニーロ)
トミー・デヴィート(ジョー・ペシ)
カレン・ヒル(ロレイン・ブラッコ)
ポール・“ポーリー”・シセロ(ポール・ソルヴィノ)

〇あらすじ


ヘンリー・ヒルはアイルランド系の父とシチリア系の母を持ち、物心がついた子供が野球選手や消防士に憧れるように、マフィアの一員になる事を夢見ていた。彼は11歳でニューヨーク・ブルックリンのタクシー配車センターでマフィアの使い走りとなり、やがて闇煙草の密売や、偽造クレジットカードの使用などを皮切りに、トラックの荷物強奪や違法賭博・ノミ行為・八百長試合の設定といった犯罪に手を広げていく。

Wikipediaより

〇感想・レビュー
小さい頃からギャングに憧れていたヒルの半生を描いたドラマです。11歳の時に使い走りからギャングの世界に入り、その後強盗や殺人にまで手を染めるようになります。次々と組織の為に悪事を働きますが、組織ではタブーとされていた麻薬にも手を出してしまい、それがバレて破門になってしまいます。更に組織から命を狙われることにもなってしまい、華やかだったギャング生活とは一転した荒んだ生活を送ることになります。それまで好き放題にやっていたヒルのこの転落ぶりが見ていて面白い映画で、ギャング組織の掟の厳しさもよく分かる内容となっています。

ゴッドファーザー

  • 公開時期 1972年3月(日本公開1972年7月)
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〇キャスト
ヴィトー・コルレオーネ(マーロン・ブランド)
マイケル・コルレオーネ(アル・パチーノ)
ソニー・コルレオーネ(ジェームズ・カーン)
トム・ヘイゲン(ロバート・デュヴァル)
ピーター・クレメンザ(リチャード・カステラーノ)

〇あらすじ


第二次世界大戦終戦直後の1945年。ニューヨーク五大ファミリーの一角で、最大の勢力を誇るイタリア系マフィア「コルレオーネ・ファミリー」の邸宅では、ドン・コルレオーネ(ヴィトー)の娘コニーの結婚式が盛大に開かれていた。ドンには他に3人の息子と1人の事実上の養子がおり、その中で末弟であるマイケルはただ一人裏社会には入らずに大学を経て軍隊に入り、戦場での活躍で英雄扱いを受けていた。式に参列したマイケルは婚約者のケイを家族に紹介し、祝福される。その華やかな雰囲気の一方で、ヴィトーは娘をレイプされた葬儀屋の男の請願を執務室にて受け、困惑しながらもその報復を部下に指示する。

Wikipediaより

〇感想・レビュー
原点にして至高の作品。イタリア系マフィア組織コルレオーネの三男・マイケルを演じたアル・パチーノの格好良さに惹かれました。ストーリー序盤は、ピュアな雰囲気漂う好青年そのもの。それが、ストーリーが展開して行くに従って徐々に変わっていく様子が圧巻で、見応えたっぷりです。まさに、“秘められし原石”そのもの。だんだんと貫禄のようなものが感じられてくる絶妙な演技に、見ていて引き込まれました。貫禄タップリのマーロン・ブランドとの対比により、一層変化を感じられて良かったです。

ゴッドファーザー PART II

  • 公開時期 1974年12月(日本公開1975年4月)
  • Wikipedia

〇キャスト
ドン・ヴィトー・コルレオーネ(ロバート・デ・ニーロ)
マイケル・コルレオーネ(アル・パチーノ)
フレド・コルレオーネ(ジョン・カザール)
トム・ヘイゲン(ロバート・デュバル)
ケイ・アダムス・コルレオーネ(ダイアン・キートン)

〇あらすじ


1958年。父ヴィトーの跡目を継ぎ、ニューヨーク五大ファミリーのドンたちの暗殺によって裏社会の強力な権力を得たマイケル・コルレオーネは、ネバダ州に本拠を移していた。タホ湖の湖岸にある邸宅では息子アンソニーの初聖体式を祝う盛大なパーティーが開かれており、組織の古参ピーター・クレメンザ亡き後に、彼のニューヨーク(NY)の縄張りを継承したフランク・ペンタンジェリも来ている。ペンタンジェリはNYの縄張りを巡って同じくクレメンザからその一部を譲り受けたと主張するロサト兄弟と対立しており、その解決をマイケルに頼む。

Wikipediaより

〇感想・レビュー
ドン・ヴィトー・コルレオーネの若き日を演じたロバート・デ・ニーロのピュアさが印象的です。それだけに、後にマーロン・ブランド演じるドンになる過程にある困難さがリアルに伝わるようです。PART IIではありますが、この作品だけでも十分面白さや醍醐味を感じられる作品。アル・パチーノ演じるマイケルが、マフィアとして成長していく過程がリアルで怖かった。もちろん、悲哀や愛も感じられる、見応えのある作品です。

ゴッドファーザー PART III

  • 公開時期 1990年12月(日本公開1991年3月)
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〇キャスト
マイケル・“マイク”・コルレオーネ(アル・パチーノ)
コンスタンツァ・“コニー”・コルレオーネ・リッツィ(タリア・シャイア)
ケイ・アダムス・マイケルソン(ダイアン・キートン)
ヴィンセント・マンシーニ(アンディ・ガルシア)
メアリー・コルレオーネ(ソフィア・コッポラ)

〇あらすじ


1979年のニューヨーク、ファミリーのドンとなったマイケル・コルレオーネは、父の名を取った「ヴィトー・コルレオーネ財団」の名の下、「シシリー復興のための資金」との名目で行った多額の寄付が功を奏してバチカンより叙勲され、同時にバチカン内の資金運営を掌るアメリカ人のギルディ大司教との関係を得る。そして、それをきっかけとして長年にわたって非合法ビジネスに関与してきた一族の活動から引退を決意するとともに、合法ビジネスへの全面的な転換を画策していた。

Wikipediaより

〇感想・レビュー
たまに続編も3までいくとダレてしまうというものもありますが、ゴッドファーザーは微塵もそんなことはありません。むしろ3が一番好きという人もいるほど。マフィアの怖さを感じつつも、それ以上に強く描かれている家族愛に感動します。時代の流れを踏まえて、変わりつつあるようでしたが、変わらない、変われない世界を痛感して切なかった。老いと世代交代を感じさせる悲哀に満ちた雰囲気は、悲しくて、切なくて、そして愛を感じる作品です。

L.A. ギャングストーリー

〇キャスト
ジョン・オマラ巡査部長(ジョシュ・ブローリン)
ジェリー・ウーターズ巡査部長(ライアン・ゴズリング)
ミッキー・コーエン(ショーン・ペン)
パーカー市警本部長(ニック・ノルティ)
グレイス・ファラデー(エマ・ストーン)

〇あらすじ


ロサンゼルス、1949年。ニューヨークのブルックリン生まれのギャングのボス、ミッキー・コーエン(ショーン・ペン)は、麻薬、銃、売春、そして――手段さえあれば何でもするという勢いで――この街を牛耳り、さらにはシカゴから西の広い地域の賭博も仕切っている。そしてそんな彼の活動を守っているのは、彼自身が雇っている手下だけでなく、首根っこを押さえこんでいる警察や政治家たち。コーエンの勢力は、街で鍛え上げられた、極めて勇敢な刑事でさえ怖気づくほどだ……例外はおそらく、ジョン・オマラ巡査部長(ジョシュ・ブローリン)とジェリー・ウーターズ巡査部長(ライアン・ゴズリング)率いるL.A.市警の“はぐれ者たち”から構成された少人数の極秘チームだけ。コーエンの帝国をぶち壊すために集められた“最強部隊”である。

ワーナー ブラザース ジャパン公式サイトより

〇感想・レビュー
実在したロサンゼルスのギャングと警察との抗争を描いた作品で、当時の時代背景や文化、ファッションなどを知ることができる貴重な作品です。今では考えられないほど残虐性が高く、政治家や警察、ギャングとの繋がりが深かったのも印象的です。ド派手なアクションシーンを見せる映画ではなく、ストーリーをじっくりと見せる厚みのあります。

ウォリアーズ

  • 公開時期 1979年2月(日本公開1979年9月)
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〇キャスト
スワン(マイケル・ベック)
エイジャックス(ジェームズ・レマー)
フォックス(トーマス・G・ウェイツ)
クリオン(ドーシー・ライト)
スノウ(ブライアン・タイラー)

〇あらすじ


真夏の夜のニューヨーク。街のいたるところにいる異様な風体のギャングチームがブロンクスの公園に集結しようとしていた。ギャングの実力者でギャングチーム「リフス」のリーダーでもあるサイラス(ロジャー・ヒル)の召集を受け、大規模な集会が行なわれるのである。ブルックリン・コニーアイランドを縄張りとする「ウォリアーズ」のメンバーも、その集会に参加した。壇上に上がったサイラスが8万の兵力で2万の警察官を制しニューヨークを手中にしようという演説中に銃殺されてしまう。

Wikipediaより

〇感想・レビュー
アメリカのギャングアクション映画と言えば、この作品。ニューヨークを舞台にしたストリートギャングたちの抗争を描いた作品です。ギャングたちの群雄割拠の時代で、当時のニューヨーク社会でも似たようなことが起こっていたので、より怖さを感じます。単純にギャングアクション映画としても面白いですし、マフィア・ギャングの歴史を知る上でも良い作品です。日本の極道映画と比べて視聴すると、より違いが分かって面白いです。

ミラーズ・クロッシング

  • 公開時期 1990年9月(日本公開1991年6月)
  • Wikipedia

〇キャスト
トム・レーガン(ガブリエル・バーン)
ヴァーナ・バーンバウム(マーシャ・ゲイ・ハーデン)
レオ(アルバート・フィニー)
バーニー・バーンバウム (ジョン・タトゥーロ)
ジョニー・キャスパー(ジョン・ポリト)

〇あらすじ


物語の舞台は禁酒法時代のアメリカ東部のとある街。アイルランド系マフィアのボスであるレオと、その右腕のトム・レーガンは主従関係を越えた友情で結ばれていた。ある日、レオはイタリア系マフィアのボスであるジョニー・キャスパーから、八百長を邪魔するチンピラのバーニーを消してほしいと持ちかけられる。だがレオはバーニーの姉である高級娼婦ヴァーナを愛するあまりトムの忠告にも耳を貸さず、キャスパーの頼みをはねつける。

Wikipediaより

〇感想・レビュー
1920年中頃から1930年代を描いたマフィア・ギャング映画です。単なる抗争映画ではなく、マフィア・ギャング社会で暮らす男たちの生き様を中心に描いた作品です。友情や裏切り、策略などにより人間の感情が激しくぶつかりあいます。純粋な硬派のマフィア・ギャング映画だと思います。とてもストーリーに厚みがあるので、知らないうちに引き込まれて行きます。また、個性派俳優の華麗な演技にも注目して見てほしい。

ヒート

  • 公開時期 1995年12月(日本公開1996年5月)
  • Wikipedia

〇キャスト
ヴィンセント・ハナ(アル・パチーノ)
ニール・マッコーリー(ロバート・デ・ニーロ)
クリス・シヘリス(ヴァル・キルマー)
ネイト(ジョン・ヴォイト)
マイケル・チェリト(トム・サイズモア)

〇あらすじ


ロサンゼルスの昼下がり、ニール・マッコーリー率いる強盗団は、周到に練られた完璧な作戦で現金輸送車から麻薬カルテルのマネーロンダリング請負人であるヴァン・ザントの保有する無記名証券を奪取する。しかし、その際に新参のウェイングローが警備員を射殺。止む無くニールは他の警備員も口封じのため射殺してしまう。ニールは些細なことで警備員を射殺したウェイングローを始末しようと考えるが、一瞬の隙を突いて逃げられてしまう。

Wikipediaより

〇感想・レビュー
殺しのエキスパートの話になるのですが、単なる殺しの映画ではなくてきちんとそこにも人間が絡んでいて、人間の感情というものもしっかりと映画の中で描いているので飽きずに見ることができます。深みのある映画で人の感情というものもテーマとして取り扱っているので見た後に色々と考えさせられる映画です。アクションも素晴らしいしキャラも個性があって一生忘れることができない映画です。アル・パチーノとロバート・デ・ニーロの最高の組み合わせです。

https://www.youtube.com/watch?v=DFiPIj_Jo_8

スカーフェイス

  • 公開時期 1983年12月(日本公開1984年4月)
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〇キャスト
アントニオ・“トニー”・モンタナ(アル・パチーノ)
エルヴィラ・ハンコック(ミシェル・ファイファー)
マニー・リベラ(スティーヴン・バウアー)
ジーナ・モンタナ(メアリー・エリザベス・マストラントニオ)
フランク・ロペス(ロバート・ロッジア)

〇あらすじ


1980年、キューバから反カストロ主義者として追放され、フロリダ州マイアミへとやってきた犯罪者トニー・モンタナは、その素性から永住権を認められず難民の隔離施設へと収容される。収容施設においてトニーは、同じ施設送りのマニー・リベラらと共にマイアミの麻薬王フランク・ロペスの一味の依頼で元キューバ政府職員レベンガを殺害し、その報酬としてグリーンカード(アメリカ合衆国の永住権)を得る。その後、トニーは飲食店の皿洗いで生計を立てるものの、すぐに嫌気が差し、裏社会で成り上がることを決める。

Wikipediaより

〇感想・レビュー
裏社会での成り上がりストーリーです。辛い経験から暗い世界を成り上がっていく様子をしっかりと描いているのでそのカタルシスが共感できるし面白い。きちんと主人公の感情を細かく描いているので感情移入しやすいような作りになっています。昔の映画ですからある程度はストーリーは読めます。でもそれがいいんです。

俺たちに明日はない

  • 公開時期 1967年8月(日本公開1968年2月)
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〇キャスト
クライド・バロウ(ウォーレン・ベイティ)
ボニー・パーカー(フェイ・ダナウェイ)
C・W・モス(マイケル・J・ポラード)
バック・バロウ(ジーン・ハックマン)
ブランチ・バロウ(エステル・パーソンズ)

〇あらすじ


クライド・バロウは刑務所を出所してきたばかりのならず者。平凡な生活に退屈していたウェイトレスのボニーはクライドに興味を持ち、クライドが彼女の面前で食料品店の強盗を働くことで更に刺激される。二人は車を盗み、町から町へと銀行強盗を繰り返すようになる。

Wikipediaより

〇感想・レビュー
大恐慌時代のアメリカ。刑務所から出てきたばかりのクライドは、早速車を盗もうとします。その様子を見ていたボニーは、クライドに惹かれ彼と行動を共にすることにしました。やがて、クライドの兄やその妻も加わり、強盗団として警察に追われる身となります。この作品は、とにかく主人公のクライドとボニーがかっこよかったんです。生き生きとしていて、そこには自由があったように思います。ラストシーンの、あまりの衝撃は声さえも出ないほどの衝撃でした。

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ

  • 公開時期 1984年6月(日本公開1984年10月)
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〇キャスト
ヌードルス(ロバート・デ・ニーロ)
マックス(ジェームズ・ウッズ)
デボラ(エリザベス・マクガヴァン)
ファット・モー(ラリー・ラップ)
パッツィ(ジェームズ・ヘイデン)

〇あらすじ


1920年代のニューヨーク。ユダヤ系移民の子、ヌードルスはある日、仲間たちと酔っ払いから財布を抜き取ろうとするが、一人の少年にそれを阻まれる。その少年はブロンクスからやってきたマックスといった。ヌードルスとマックスは最初こそいがみ合うものの、やがては友情で結ばれていく。ヌードルスは仲間を殺された腹いせで殺人を犯し、刑務所へ…。出所したヌードルスを待っていたのは勢力を広げたマックス達だった。禁酒法を利用して次々と犯罪行為に身を染めていく青年たちは、束の間の栄光を味わう。しかし、彼らの挫折は思わぬところで待ち受けていた。それは禁酒法の終演であった。そして、マックスは壮大な計画をヌードルスに打ち明ける…。

Wikipediaより

〇感想・レビュー
最初にお伝えしておきますが、この映画は完全版ですと229分と相当長い映画ですので観る覚悟が必要です。しかし、その分完成度も高いので満足出来る作りになっています。禁酒法時代のアメリカを生きたユダヤ人ギャング達の友情と裏切りを描いた物語ですが、ヌードルスが大人になり、それに扮するデ・ニーロの演技が特に見もので、初恋の人だったデボラを強姦したり、けっこう悪を演じていますが、強姦後に何故か満たされないような悲哀に満ちた顔に「グッ」と来るものがありました。あとは、最後のシーンを観て、この映画について自分なりの解釈をしてみて下さい。そんな訳でこの映画は相当上手く作られていますので是非一度観ることをおすすめします。

パブリック・エネミーズ

  • 公開時期 2009年7月(日本公開2009年12月)
  • Wikipedia

〇キャスト
ジョン・デリンジャー(ジョニー・デップ)
ビリー・フレシェット(マリオン・コティヤール)
ジョン・“レッド”・ハミルトン(ジェイソン・クラーク)
メルヴィン・パーヴィス捜査官(クリスチャン・ベール)
カーター・バウム捜査官(ロリー・コクレーン)

〇あらすじ


ある日、デリンジャーはビリー・フレシェットという神秘的な魅力をもつ女性と出会う。ビリーも、彼の強引で一途な愛に次第に惹かれていく。捜査の目をかいくぐり、密会する2人。例え逮捕されてもすぐさま脱獄し、再び銀行強盗に手を染めるデリンジャー一味。しかし、それまで後ろ盾となっていた者達はデリンジャーを「お前のやり方はもはや時代遅れ」だと切り捨てる。一方、彼らを追うパーヴィス達捜査局は地方支局から古参の武闘派捜査官を呼び寄せ、少しずつ綻びを見せ始めたデリンジャー一味へと捜査の手を届かせようとしていた。

Wikipediaより

〇感想・レビュー
この映画は、2009年公開の映画で、1993年の世界恐慌の時代に起きた銀行強盗事件について描いたもの。主人公デリンジャーをジョニーデップが演じています。そこへ捜査官のメルヴィン・パーヴィスが送り込まれ、両者は追い追われ。このハラハラする感じも逃亡劇の面白い要素です。そしてこのジョニーデップのかっこよさ。ジョニーデップのファンは必見。伝説の銀行強盗とまで言われたデリンジャーの逃亡劇は必見です。

ロック、ストック&トゥー・スモーキングバレルズ

  • 公開時期 1998年8月(日本公開1999年8月)
  • Wikipedia

〇キャスト
エディ(ニック・モラン)
ベーコン(ジェイソン・ステイサム)
トム(ジェイソン・フレミング)
ソープ(デクスター・フレッチャー)
JD(スティング)

〇あらすじ


ロンドンの下町で盗品を売るなどして小金を稼ぐエディ、ベーコン、トム、ソープの4人組が、一攫千金を狙って持ち寄った10万ポンドで賭けに挑むも、賭け場の元締めであるハリーのイカサマによって50万ポンドの借金を負ってしまう。一週間以内に返済しなくてはならなくなり、途方にくれるエディたちだったが、アパートの隣部屋を拠点にしているギャングが大麻の売人を襲撃する計画を立てていることを知り、これを利用することにした。

Wikipediaより

〇感想・レビュー
舞台はイギリス。盗品を売り捌いて小銭を稼ぐおばか4人組が、ある時、賞金を目当てに賭博をしますが、そのイカサマ賭博でまんまと嵌められ、それによって借金を抱えることになってしまいます。怖いもの知らず、というか無知無謀というか、たんにおばかと言うべきか。この4人組はギャングから金を盗んでそれで返そうとします。そんな無茶苦茶じゃ絶対上手くいかないだろう、と思うのに意外な展開に思わず拍手してしまう。