うれし涙、悲し涙、思わずいろんな涙があふれだしてしまう日本のオススメ映画をまとめました。
何度でも見たくなる日本の名作を楽しんでください!

ぼくは明日、昨日のきみとデートする

〇キャスト
南山高寿(福士蒼汰)
福寿愛美(小松菜奈)
上山正一(東出昌大)
林(山田裕貴)
南山 たかもり(大鷹明良)

〇あらすじ

京都の美大に通う学生の南山高寿は、通学電車の中で出会った福寿愛美に一目惚れする。勇気を振り絞って声をかけ、別れ際に「また会える?」と聞くが、それを聞いた彼女は突然涙を流し、抱き付いて来たのだった。驚く高寿には、この時の彼女の涙の訳を知る由もなかった。翌日、美大の授業で動物園に行くと、そこで昨日の彼女と再び出会う。その後すぐに2人は意気投合し、交際がスタートするが、初めてのデート、初めて手をつなぐ、初めてお互いを名前で呼び合う…、そんな初めてのことがあるたびに、彼女はなぜか涙を流す。高寿はそんな彼女を不思議に思いながらも愛情を深めていく。

Wikipediaより

〇感想・レビュー
序盤は疑問が残ることが多いのですが中盤から終盤にかけての謎解きが面白いですね。そういうことか!と納得してそれと共に涙が出てきます。一回見終わったらもう一度見ることをお勧めします。見たあとはすごく恋人との時間を大切にしたいと思える作品になっています。最近恋人と喧嘩したとか最近関係がマンネリ気味で…みたいなことになってる人には特におすすめ。

https://www.youtube.com/watch?v=Aaemq0tniOY

映画 ビリギャル

〇キャスト
工藤さやか(有村架純)
坪田義孝(伊藤淳史)
森玲司 (野村周平)
本田美果(松井愛莉)
香川真紀(蔵下穂波)

〇あらすじ


さやかは高校2年生。中学入学以来、全く勉強をしなかったので、ついには成績はビリ。いくらなんでもこのままではマズイと思ったのか、そんな女の子が学習塾へやってきた。でもその姿は金髪、ヘソだし、超ミニスカのギャルメイク。対応した塾講師の坪田もびっくりの彼女の知識は小4レベル。聖徳太子を「セイトクタコ」と読み、東西南北もわからない。それでも夢は大きく第一志望はチョー難関の慶応大学!(←ゼッタイ無理!)「さやかが慶応なんてチョーウケる~!」こうしてノリで二人三脚の受験勉強がはじまった!(でも、まずは小4向けのドリルからね)果たして、こんなことでビリギャル・さやかは慶応大学に受かるのでしょうか??

公式サイトより

〇感想・レビュー
この映画は勉強の努力の過程から結果までをしっかりと描いている部分がおすすめ。一緒に受験しているような応援したくなる気持ちになれると思います。現役高校生が主役ですが子供から大人まで幅広い年齢層の方の心に刺さるはず。楽しいことの裏には辛いことがありそれを乗り越えれるとまた楽しいことがある。高校生の時の青春をもう一度見たいとか、今頑張りたいと思ってる方に特におすすめです。

聲の形

〇キャスト
石田将也(入野自由)
西宮硝子(早見沙織)
西宮結絃 (悠木碧)
永束友宏(小野賢章)
植野直花(金子有希)

〇あらすじ


“退屈すること”を何よりも嫌う少年、石田将也。ガキ大将だった小学生の彼は、転校生の少女、西宮硝子へ無邪気な好奇心を持つ。彼女が来たことを期に、少年は退屈から解放された日々を手に入れた。しかし、硝子とのある出来事がきっかけで将也は周囲から孤立してしまう。やがて五年の時を経て、別々の場所で高校生へと成長したふたり。“ある出来事”以来、固く心を閉ざしていた将也は硝子の元を訪れる。これはひとりの少年が、少女を、周りの人たちを、そして自分を受け入れようとする物語――。

公式サイトより

〇感想・レビュー
主人公の人間的な成長の過程がよく描かれています。作画も美しく誰もが見やすく作品に没入できると思います。過去に自分がなにか悪いことをしてしてしまった、辛いことから逃げるとどうなるか、困難に立ち向かう勇気をもらえます。耳の聞こえない少女との関係を描いている作品です。

壬生義士伝

〇キャスト
吉村貫一郎(中井貴一)
斎藤一(佐藤浩市)
しづ・大野みつ (夏川結衣)
ぬい(中谷美紀)
佐助(山田辰夫)

〇あらすじ


幕末の慶応4年1月。鳥羽・伏見の戦いの大勢は決し、幕軍は潰走を始めていた。そんな中、大坂の盛岡藩蔵屋敷に満身創痍の侍が紛れ込む。南部藩の下級武士として生まれ、貧困にあえぐ家族を救う為に妻・しづを残して盛岡藩を脱藩し、新選組の隊士となった吉村貫一郎であった。朴訥な人柄でありながらも北辰一刀流免許皆伝の腕前を持つ貫一郎は、金の為、ひいては盛岡に残る妻子の為に危険な任務も厭わず、人を斬り続ける。

Wikipediaより

〇感想・レビュー
新選組を題材とした映画の一つですが、沖田や土方などよく知られている人物が主役ではなく吉村貫一郎という人物に焦点が当てられています。剣の腕は折り紙付きだが、お金に執着し隊士たちに笑われる吉村。それは故郷に置いてきた家族へ送るためのお金でした。そんな家族を思い一人一人に手紙をしたためるかのような終盤のモノローグは、涙なしでは観られません。独り身の時に視聴した印象と家族を持ったあとに視聴する印象とではまた別の響くものがあるはずです。

この世界の片隅に

〇キャスト
北條 すず(のん)
北條 周作(細谷佳正)
水原 哲 (小野大輔)
黒村 径子(尾身美詞)
黒村 晴美(稲葉菜月)

〇あらすじ


18歳のすずさんに、突然縁談がもちあがる。良いも悪いも決められないまま話は進み、1944(昭和19)年2月、すずさんは呉へとお嫁にやって来る。呉はそのころ日本海軍の一大拠点で、軍港の街として栄え、世界最大の戦艦と謳われた「大和」も呉を母港としていた。見知らぬ土地で、海軍勤務の文官・北條周作の妻となったすずさんの日々が始まった。

公式サイトより

〇感想・レビュー
大変話題になったアニメ映画です。映画館でも観て感動しましたが、配信に来てから何度も観るうちにいろいろなところが見えてくる不思議な映画でした。暗い時代に明るく生きたすずさんたちの・・・と語られるが、洒落にならないほどつらいこともあった上でそれを嚙みくだしての日常が染みてきます。ラストの主人公が呟くシーンは見るたびに深みが増していくと思います。

王立宇宙軍 オネアミスの翼

〇キャスト
シロツグ・ラーダット(森本レオ)
リイクニ・ノンデライコ(弥生みつき)
マナ (村田彩)
マティ(曽我部和恭)
カロック(平野正人)

〇あらすじ


「失敗ばかり」「なにもしない軍隊」と揶揄され、オネアミス王国の世間からは落第軍隊として見下されている王立宇宙軍。宇宙軍士官のシロツグ・ラーダットはかつては水軍のジェット戦闘機乗りにあこがれていたが、仕方なく入った宇宙軍で張り合いのない日々を送っていた。

Wikipediaより

〇感想・レビュー
1987年制作のアニメ映画です。エヴァンゲリオンで有名になったガイナックスが初めて世に出した作品。初めて観たのは中学生のころで、緻密な世界観、描写に大変驚きました。ただ内容は、当時よくあったような観るものを置いてきぼりにするようなサブカルチックなものではなく、地球ではないどこかの惑星のどこかの国で、初めてロケットを飛ばす学生たちの奮闘記です。ロケット開発は困難を極め、おまけに国同士の戦争も絡み、土壇場でロケットが打ち上げられるか決断を迫られるシーンで、主役のシロツグが本音を語りみんなの心を動かしていくシーンは当時すさまじい感銘を受け、カセットテープにその場面を録音し繰り返し聞いていたほどでした。今も何かに疲れたときはよく観る、自分の原点のような作品です。

人魚の眠る家

〇キャスト
播磨薫子(篠原涼子)
播磨和昌(西島秀俊)
星野祐也 (坂口健太郎)
川嶋真緒(川栄李奈)
美晴(山口紗弥加)

〇あらすじ


もう二度と目を覚まさない瑞穂の臓器を提供するかどうか。他人を思いやれる心優しい我が子を思い2人は一度は臓器提供を決断するが、最期の日、瑞穂の手がかすかに動くのを薫子は目撃してしまう。薫子は判断を覆し臓器提供を拒み、そこから心臓は動き続けるが眠り続ける瑞穂を家族の協力のもと介護しつづける。

Wikipediaより

〇感想・レビュー
ある裕福な家庭に起こった悲劇。娘が水の事故で脳死と判定されます。植物状態ではなく、脳死。この映画を観るまで考えてみたこともなかったのですが、脳死とは、心臓が動いているが、もう身体の機能は元に戻らず助からないということです。日本では2名の医師が2回ずつ脳死の判定を行い、その精度はとても高いそうです。母親は、娘の指先がかすかに動いたことで、他の子へ臓器提供するのをやめて、娘を自宅に連れ帰り終わりのない介護を始めます。きっと、私も裕福であればそうすることでしょう。娘の神経に電気を流し身体を動かそうとしたり、弟の入学式に連れて行ったり、はたから観ると異常に映るのかもしれないですが、母親としてはとてもよくわかります。娘の死を受けいれるという難しさ、辛さ、母親の必死さに涙しました。

君の膵臓をたべたい

〇キャスト
山内桜良(浜辺美波)
「僕」(北村匠海)
滝本恭子 (大友花恋)
ガム君 / 宮田一晴(矢本悠馬)
隆弘(桜田通)

〇あらすじ

高校時代のクラスメイト・山内桜良(浜辺美波)の言葉をきっかけに母校の教師となった【僕】(小栗旬)。彼は、教え子と話すうちに、彼女と過ごした数ヶ月を思い出していく――。膵臓の病を患う彼女が書いていた「共病文庫」(=闘病日記)を偶然見つけたことから、【僕】(北村匠海)と桜良は次第に一緒に過ごすことに。だが、眩いまでに懸命に生きる彼女の日々はやがて、終わりを告げる。桜良の死から12年。結婚を目前に控えた彼女の親友・恭子(北川景子)もまた、【僕】と同様に、桜良と過ごした日々を思い出していた――。そして、ある事をきっかけに、桜良が12年の時を超えて伝えたかった本当の想いを知る2人――。

東宝公式サイトより

〇感想・レビュー
原作の小説と違い、本編が回想シーンとして描かれていますが、ほぼ同じ内容なので映画で見てもこのタイトルの言わんとしているテーマが分かります。ほとんど治る見込みのに重い病気を抱えながらも懸命にに明るく毎日を過ごす桜良と、本を読むことくらいしか楽しみが無かった僕との高校生同士の青春をテーマとした作品で、そこまでの穏やかと言える流れからの急展開で迎える意外な結末は涙なくして見られません。

余命1ヶ月の花嫁

〇キャスト
長島千恵(榮倉奈々)
赤須太郎(瑛太)
長島貞士 (柄本明)
大塚加代子(手塚理美)
花子(安田美沙子)

〇あらすじ


2005年(平成17年)10月イベントコンパニオンをしている千恵は、幕張メッセで開催されるCEATEC JAPANでソニーのブラビア発表イベント会場で知り合った太郎と交際を始めるが、千恵は乳がんに侵され、太郎の元を離れる。太郎の千恵への想いは変わることがなく、千恵を屋久島まで追いかけ一緒に生きることを伝え、千恵も太郎と生きることを決意する。しかし千恵は乳がんを再発し、父・貞士と叔母・加代子に医師から余命1ヶ月と告知される。

Wikipediaより

〇感想・レビュー
末期のがんで余命1ヶ月と宣告された千恵が、恋人の太郎や周りの友人たちにウェディングドレスを着るのが夢だと打ち明けます。どれだけ医者に尋ねようともう治る見込みはなく、今後確実に死を迎えようとしている彼女に対して、太郎や友人たちは何とかその夢を叶えてあげようと熟慮するものの、居なくなると分かっている相手と実際に結婚をすることは現実に難しく、模擬結婚式というものを彼女に提案するという話です。結末が何となく見えているものの、涙腺が緩むこと間違いない映画です。

天使の恋

〇キャスト
小澤理央(佐々木希)
小澤光輝(谷原章介)
鮎川友子 (山本ひかる)
田沼真樹(大石参月)
松方未歩(七菜香)

〇あらすじ


人を惹きつける美しさとカリスマ性を持つ女子高生の小澤理央は、過去の出来事から人を信用することができず、お金のみに価値を見出し、利用できる人間としか付き合わずにいた。そんな理央が35歳の冴えない大学講師の小澤光輝と出会い、恋をする。初めて人を愛したことで、人間的な感情を取り戻し、変化をしていく理央だったが、光輝には彼女を受け入れられない事情があった。

Wikipediaより

〇感想・レビュー
ある今時の女子高生が、たまたま同じ苗字の為に現像した写真を間違えて渡されてしまったことから知り合った中年男性との恋愛を描いた作品です。それまで遊ぶことしか考えていなかった理央が光輝と出会ったことで人を好きになるということを覚え、年の差こそありますが、順調に愛を育んでいく2人でしたが、光輝には理央に隠していた秘密があり、それが物語の結末へと繋がっていきます。投稿小説が原作ながら、細部が映画向けにアレンジされており、ラストはとても感動できる展開となっています。

男はつらいよ

〇キャスト
車寅次郎(渥美清)
さくら(倍賞千恵子)
冬子 (光本幸子)
御前様(笠智衆)
諏訪飈一郎(志村喬)

〇あらすじ


寅さんが20年ぶりに、故郷柴又に帰ってくる。歓迎ムードも束の間、寅は妹さくらの縁談をぶちこわし、また旅の人となる。奈良で旅行中の御前様とその娘・坪内冬子(光本幸子)と再会。幼なじみゆえ、気さくな冬子に恋をした寅さんは、帰郷してからも冬子のもとへ日参する。一方、裏の印刷工場につとめる諏訪博は、さくらへ想いを寄せていた・・・

公式サイト(第1作)より

〇感想・レビュー
日本の泣ける映画の代表格は、やはり「男はつらいよ」シリーズを忘れてはいけません。残念ながら、主役の渥美清さんは亡くなってしまいましたが、“寅さん”だけはいまも私たちの心の中で生きています。本当に声を大にしていいたいです。ありがとう、寅さん。渥美清さん。あなたの人情味あふれる笑顔はいまだに私たちの心の支えだと思っています。渥美清さんは亡くなりましたが、続編がどうなるのかも大きな楽しみです。

野性の証明

〇キャスト
味沢岳史(高倉健)
長井頼子(薬師丸ひろ子)
越智朋子(妹)・越智美佐子(姉) (中野良子)
北野刑事(夏木勲)
大場成明(舘ひろし)

〇あらすじ


1980年5月のある日、反政府ゲリラの一団がアメリカ大使と家族全員を人質にとって立て籠もり事件を起こした。県警の救出作戦は失敗し、人質の命に危険が迫る中、政府首脳は秘密裏に陸上自衛隊に出動を命じる。味沢岳史一等陸曹を含む突入部隊は犯人たちを全員殺害し、人質を救出した後、素早く現場を立ち去った。

Wikipediaより

〇感想・レビュー
ずいぶん前の映画になってしまいましたが、「野生の証明」は忘れられません。高倉健さんのかっこよかったこと。そして薬師丸ひろ子さんのかわいらしかったこと。「お父さーん」と叫びながら、薬師丸ひろ子が出てきたシーンでは、大まじめに涙が止まりませんでした。あの頃の角川映画は、本当にすごいパワーを感じました。日本の映画界が大きく変わる。そんな予感はありましたよね。映画の主題歌もよかったかな。「野生の証明」の名シーンを思い出すと、いまも熱い想いがこみあげてきます。

蒲田行進曲

〇キャスト
小夏(松坂慶子)
銀四郎(風間杜夫)
ヤス(平田満)
朋子(高見知佳)
監督(蟹江敬三)

〇あらすじ


東映京都撮影所は、5年に1度の大作「新選組」の撮影に沸いていた。何といってもそのウリは、撮影所自慢の高さ数十メートルの樫の木の大階段で撮影するダイナミックなクライマックスである。池田屋に討ち入った新撰組隊士が、スタントを担当する“大部屋”役者を大階段の上から斬りおとし、壮絶に落下して行くその様を大迫力で映し出して映画を締めくくる、いわゆる『階段落ち』である。もちろん、落とされた役者はただではすまない。軽くて半身不随、重ければ死亡という多大なリスクが付きまとう。しかし、撮影所の大部屋にすし詰めにされて日々を過ごす大部屋役者達が、それと引き換えに1日だけスターになれるのが、この映画だった。

Wikipediaより

〇感想・レビュー
なんといっても、“銀ちゃん”の演技は最高でした。考えてみると「蒲田行進曲」には、日本の映画のよさがギュッと詰まっているような気がします。蒲田が舞台というのが、ひとつの魅力につながっているのかもしれません。風間杜夫だし、松坂慶子だし‥‥。日本を代表する俳優陣も揃っていましたからねぇ。いやはや、何度でも観たい映画のひとつだと思います。

クローズド・ノート

〇キャスト
堀井香恵(沢尻エリカ)
石飛リュウ(伊勢谷友介)
夏目涼(黄川田将也)
池内ハナ(サエコ)
水原君代(山口愛)

〇あらすじ


小学校の教員を目指す女子大生の香恵は、新居に引っ越しをする。そこには、以前そこに住んでいた住人の忘れものと思われる一冊のノートがあった。ノートには、伊吹という教師の、日々の生徒との交流や、思いを寄せる隆(たかし)という男性との交流のことが綴られていた。

Wikipediaより

〇感想・レビュー
クローズド・ノートは沢尻エリカが主演の日本の映画。主人公の引っ越した先で、前の住人の忘れ物であろう日記を見つけ、主人公はある時その日記を読んでしまいます。そこには、恋愛の悩みや、仕事の悩みなど、日々のことが書かれていました。その日記を読んでいるうちにこの日記を書いた前の住人が学校の教師だったことがわかります。自身も仕事先で偶然会ったとある男性に恋をしてしまいますが、彼には忘れられない人がいるようで…日記に書かれている想いとだんだんリンクしてくるところに切なくなってきます。

8年越しの花嫁 奇跡の実話

〇キャスト
中原尚志(佐藤健)
中原麻衣 (土屋太鳳)
中原初美(薬師丸ひろ子)
中原浩二(杉本哲太)
柴田(北村一輝)

〇あらすじ


結婚を約束したカップル、尚志(佐藤健)と麻衣(土屋太鳳)。結婚式を間近に控え幸せ絶頂だったある日、原因不明の病が突然麻衣を襲い、意識不明となってしまう。いつ目が覚めるかわからない状態に、麻衣の両親(薬師丸ひろ子、杉本哲太)からは「もう麻衣のことは忘れてほしい」と言われるが、尚志は諦めず麻衣の側で回復を祈り続ける。長い年月の末、ようやく麻衣は目を覚ますが、さらなる試練が二人を待ち受けていた。

公式サイトより

〇感想・レビュー
8年越しの花嫁 奇跡の実話という映画は実話が元になっている映画です。とあるカップルがいましたが、幸せの最中で彼女の方が倒れてしまい病にかかっていることが判明。長い年月の末なんとか意識を取り戻したものの、さらなる悲劇が二人に待ち受けていて….切ないお話です。

誰も知らない

〇キャスト
福島明(柳楽優弥)
福島けい子 (YOU)
福島京子(北浦愛)
福島ゆき(清水萌々子)
福島茂(木村飛影)

〇あらすじ


ある晩遅くに酔って帰ってきた母は、突然それぞれの父親の話を始める。楽しそうな母親の様子に、寝ているところを起こされた子供たちも自然と顔がほころんでゆく。だが翌朝になると母の姿は消えていて、代わりに20万円の現金と「お母さんはしばらく留守にします。京子、茂、ゆきをよろしくね」と明に宛てたメモが残されていた。この日から、誰にも知られることのない4人の子供たちだけの”漂流生活”が始まった―――。

公式サイトより

〇感想・レビュー
誰も知らないは、柳楽優弥が第57回カンヌ国際映画祭最優秀男優賞を受賞した話題作でもあります。新たな男ができたため、子供に20万円だけ渡して疾走する母親。兄弟二人っきりになってしまい、長男は学校にもいけなくなります。父親は海外へ単身赴任中で、まさに頼れる相手は誰もいません。幼い子供たちだけでなんとか生活していかなければならないというハードなサバイバル環境下でどう生き抜いていくのかといった映画です。あまりに過酷ですが、とても感慨深い映画です。

そして父になる

〇キャスト
野々宮良多(福山雅治)
野々宮みどり(尾野真千子)
野々宮慶多(二宮慶多)
斎木雄大(リリー・フランキー)
斎木ゆかり(真木よう子)
斎木琉晴(黄升炫)

〇あらすじ


11月。再開発プロジェクトを進めるエリート建築家の野々宮良多と妻のみどり、6歳になる一人息子・慶多の家族は幸せな日々を過ごしていた。慶多は私立小学校を受験し、面接で「キャンプに行って凧揚げをした」と学習塾で教わった通りに答えて、合格する。そんなある日、良多とみどりは、慶多が生まれた群馬県前橋市の病院から「重要なお知らせがある」と呼び出される。斎木という夫婦の息子が小学校進学に際して受けた血液検査で両親と血液型が一致しなかったことから調査した結果、出生時に看護師によって子どもの取り違えが起きていたことがわかり、良多たちの実の息子は慶多ではなく、斎木家の琉晴だという話だった。

Wikipediaより

〇感想・レビュー
どこにでもある2組の家族の物語。平和に当たり前の毎日を過ごしてきたはずなのに「子供の取り違えが起きたかもしれない」と病院から突然知らせが入ります。6年間育ててきた子が実は自分の子供ではなかった。この事実を受けて2組の家族はどうするのか?今まで過ごしてきた時間なのか、それとも血のつながりか。父としての理想や葛藤に悩む福山雅治の演技にグッと来ます。全ての父に観ることをお勧めしたい映画です。

八日目の蝉

〇キャスト
野々宮希和子(檀れい)
秋山恵理菜(=薫)(北乃きい)
秋山丈博(津田寛治)
秋山恵津子(板谷由夏)
永井千草(高橋真唯)

〇あらすじ


秋山丈博の愛人であった野々宮希和子は秋山宅に侵入していた。眠っていた赤ん坊(秋山恵理菜)を一目見るためだったが、赤ん坊が笑いかけたのを見て衝動的に誘拐する。

Wikipediaより

〇感想・レビュー
不倫相手の娘を盗み、自分の娘として育てる母とその娘の物語。盗んだ娘との生活は普通なわけがなく、身分を偽り警察から逃げたり、人目のつかないようにギリギリの生活をしなければならない。そんな生活の中でも確かな幸せを感じていた母子。ただ、その幸せな時間は長く続くわけもなく。登場人物それぞれの事情が複雑に絡み合います。母役に永作博美さん、娘役に井上真央さんが演じ、泣けるシーン、感情が高ぶるシーンが随所にあります。新婚さんや最近親になった方にお勧めの映画です。

永遠の0

〇キャスト
宮部久蔵(岡田准一)
佐伯健太郎(三浦春馬)
大石松乃(井上真央)
井崎(濱田岳)
小山(上田竜也)

〇あらすじ


太平洋戦争末期。勝利を目前にしたアメリカを大混乱に陥れた、たった一機の戦闘機。「悪魔」と呼ばれたそのゼロ戦は、米軍最強の空母艦隊による一斉射撃・百万の銃弾をくぐり抜け、包囲網を突破してみせたのだ。その「悪魔」を操るパイロットは、実に意外な人物であった。宮部久蔵。天才的な操縦技術を持ちながら、生還することにのみ執着し、仲間から「臆病者」と蔑まれた男だった…。

東宝オフィシャルサイトより

〇感想・レビュー
第二次世界大戦中の日本の特攻パイロットの物語です。戦争のつらさや、悲しさが痛いほど伝わってきます。主人公のパイロットは、祖国のためではなく、大切な人のために生きて帰ることを誓いますが、その考えが受け入れられる時代ではありませんでした。そんなパイロットが26歳という若さで特攻に志願した理由とは?時代を超えて今ある現代の平和があること、戦争のない平和な生活を送れている事が本当に幸せであることを考えさせられる映画です。

タイヨウのうた

〇キャスト
雨音薫(YUI)
藤代孝治(塚本高史)
雨音謙(岸谷五朗)
雨音由紀(麻木久仁子)
松前美咲(通山愛里)

〇あらすじ


雨音薫(YUI)は16才。太陽の光にあたれないXP(色素性乾皮症)という病気であること以外は、ごく普通の女の子。歌うことが大好きな薫は、夜になると、いつもの公園で弾き語り。彼女のレパートリーは、自分の想いをメロディに乗せた曲。昼は寝て、夜に活動するという逆の生活をする薫の密かな楽しみ。それは、夜明け近くに、サーフィンをしに海へと向かう、藤代孝治(塚本高史)を、自分の部屋の窓から眺めること。ある夜、いつものように公園でギターをひく薫の前を、孝治が通りすぎた。衝動を抑え切れない薫は、突然の愛の告白。孝治は、あまりにも純粋な薫に、だんだん惹かれてゆく。普通の幸せを夢見る薫だが、自分の残り時間が少ないことを知る。薫の歌に心を揺さぶられた孝治は、彼女に生きている喜びを感じてほしいと、ある計画を立てるのだが…。

松竹公式サイトより

〇感想・レビュー
太陽に当たれない病気を抱えた主人公は日が落ちた夜にだけ外で活動することができます。ギターを弾きながら歌を歌い、音楽活動を続けるうちに音楽でもっと成功したいと願うようになります。そして青年と恋に落ちますが病気が進行していることが発覚し…どうにもならない現状と戦いながらもがくヒロインの姿に胸を打たれます。おすすめです。

哀しい気分でジョーク

〇キャスト
五十嵐洋(ビートたけし)
五十嵐健(川辺太一朗)
香宮悠子(中井貴恵)
谷善平(柳沢慎吾)
佐川六助(石倉三郎)

〇あらすじ


売れっ子タレントの洋は多忙を理由に妻に逃げられ、一人息子・健と暮らしていた。しかしある日、健が「脳腫瘍に冒されて命が長くない」事を知った洋はそれ以降、仕事を減らして息子との時間を作るようになった。懸命に探した脳外科医からも「手術の成功確率は低い」と聞かされ、途方に暮れる洋は周囲の協力を得て、健とともに前妻が暮らすオーストラリアに向かった…。

Wikipediaより

〇感想・レビュー
ビートたけしが主演で脳腫瘍に冒されて命が長くない息子の為に奔走する姿を描くヒューマンドラマです。この映画の特徴は若い頃のビートたけしの魅力が十分に引き出されており、それを見るだけでも興味深いですが、彼の演技の凄さはとても口では言い表せれませんね。ネタバレは避けたいので簡単しか説明していませんが、ラストシーンになると私は涙を流しっぱなしでした。それほど良い映画ですので、映画で泣きたい方には強くお勧めします。

菊次郎の夏

〇キャスト
菊次郎(ビートたけし)
正男(関口雄介)
菊次郎の女房(岸本加世子)

〇あらすじ


小学三年生の正男は、東京の下町で人形焼屋を営む祖母と二人で暮らしている。父親は正男が小さい時に他界し、母親は遠くに働きに出ていると祖母から聞かされていた。夏休みに入ると、遊びに誘おうとした友達は家族と旅行、通っているサッカークラブに行くとコーチから「夏休みは練習をやらないんだよ」と帰されてしまった。そんなある日、正男は自宅の箪笥から母親の写真を見つける。正男はいてもたってもいられなくなり、わずかな小遣いを握り締めて、豊橋に住んでいるという母親に会いに行くことを決意する。

Wikipediaより

〇感想・レビュー
ビートたけしが監督と主演しており、生き別れになった母を探す少年と、チンピラ中年男との一夏の旅と心のふれあいを描くヒューマンドラマですが、この映画はどちらかと言ったら「男はつらいよ」に似た雰囲気を持っており、どこかに懐かしさが漂うような雰囲気を持っております。ですので、泣ける映画と言いましても涙が出っぱなしのような感じではなく最後の方でほろっと来るような感じですね。笑えて泣ける絶妙な作り方をしている映画と言えます。観ていない方は是非とも一度観ることをお勧めします。

ALWAYS三丁目の夕日

〇キャスト
茶川竜之介(吉岡秀隆)
鈴木則文(堤真一)
鈴木トモエ(薬師丸ひろ子)
鈴木一平(小清水一揮)
星野六子(堀北真希)

〇あらすじ


昭和33年春、東京の下町、夕日町三丁目にある鈴木オート。そこに集団就職列車に乗って青森から集団就職で六子(むつこ)がやってくる。六(ろく)ちゃんと親しまれるが、実は大企業に就職できるかと期待していた六子は、小さくて古臭い下町工場の鈴木オートに内心がっかりしていた。その向かいにある駄菓子屋「茶川商店」の主人・茶川竜之介は小説家。茶川は居酒屋「やまふじ」の美人店主・石崎ヒロミから見ず知らずの子供・古行淳之介を酔った勢いで預かってしまう。帰すに帰せず、二人の共同生活が始まる。

Wikipediaより

〇感想・レビュー
1958年の東京の下町を舞台として夕日町三丁目に暮らす人々の交流と心のふれあいを描くヒューマンドラマです。特に「グっと来る」シーンのみ話しますと、淳之介と言う母親に捨てられ、その母の友人のヒロミに面倒見てもらっている少年が後から竜之介と住むのですが、その淳之介と竜之介との交流を描いた場面は必見です。観ていくと最後にグっと来ます。映画で泣きたいという方にはお勧めの映画です。